某附属高校は、大学の非常勤講師を兼務している人も多く、私が働いていたころは最低大学院の修士課程修了ではないと、非常勤講師も採用されませんでした・・・(今は知らん)。大学で欠員が出ると、某附属高校から転出して大学の教員になる先生もいました。あと、紀要もありました。
また、帰国子女枠で入学を決めた新入生にリメディアル教育を行うのもこの附属高校でした。
第一社会科(公民・現社・倫理)は日本の政治経済に関して講義をしました。
さらに、図書室は充実しており2万冊以上蔵書があり、その辺の私大以上の充実ぶりでした。
前のエントリーで優秀なレポートを書いた学生も図書室を最大限利用していたようです。
さらにさらに、運動部に所属した生徒は大学の体育会と合同で練習したりしてました。音楽活動に精を出す生徒もいましたし、必修の第二外国語を極める子もいました。過去には高校在学中に旧司法試験1次(大卒教養)を突破しつつ予備校に通い、大学1年次に司法試験合格を決めた人もいるとか。
一方で、高校受験で完全に燃え尽きて3年間で延び切ったゴムのようになってしまう子も多数いました・・・
わたしは3年間勤めましたが、教員にとってもあまりにも居心地がいい(大学と待遇は同じ)のでヌシのようになってしまう人や他の大学などに転出してしまう人などさまざまでした。定年した先生が他の私大に天下ったりしてましたね・・・
某附属高校の非常勤が決まった時、大学院の日本経済史専攻の先生に
「おめでとう!」
と言われたことを今でも思い出します。あのとき、予備校の方向に進まず、学費がタダになったのを活かし、研究に専念していたら今頃どうなっていたのだろう?? ってたまに考えたりします・・・