【知っておきたい】国公立大医学部医学科合格の秘訣!

医学部受験成功

医学部進学を目指すという受験生は年々増えてきております。

そのため、大手予備校は医学部志望者専用の校舎を設置しているくらいです。

なかでも、私学に比べて学費が低廉な国公立大医学部医学科の人気は鰻登りです。

一度大学を卒業した人や社会人の再受験生や医学部だけを目指して何年間も浪人している多浪生も多いため、年々その倍率は急上昇しております。

私がかつて教えていた首都圏にある大手予備校の医学部専用校舎のあるクラスでは2浪以上の多浪生がほとんどで

、1浪生が少数派であるというクラスもありました。

大学名などのブランドに固執すると浪人期間が伸びてしまう傾向があります。こうした事態を避けるには、

  1. 大学名や立地にこだわらず、進学できる医学部を探しだす
  2. 過去問の数学を見て、自分の学力に適した大学を選ぶ
  3. 共通テスト(1次試験)と個別試験(2次試験)の配点比率をチェックする

の3点が重要です。

1.大学名や立地にこだわらず、進学できる医学部を探しだす

何が何でも帝大とか、絶対都会でキャンパスライフを送りたいから〇〇大という「こだわり」は国公立大医学部医学科受験では多浪のもと。日本全国どこでもいい!というオープンマインドが必要です。特に、ご両親が「絶対〇〇大医学部!」と決めつけている場合は受験期間が伸びてしまう可能性が高まります。

医学部受験と他学部の受験は全く別物であることをきちんと認識しておく必要があります。なお、地方の大学には地元学生を優遇するところもありますので、それに関しても注意をしましょう。

2.過去問の数学を見て、自分の学力に適した大学を選ぶ

では、どのような基準で受験校を選定するのがベストなのでしょうか?それは数学の過去問が教えてくれます。

まず、数学の出題に関しては、大別すると次の3種類があります。

  1. 差のつく難問が出題されるタイプ(東大・京大をはじめとする旧帝大など)
  2. 標準問題が多く出題されるタイプ(地方国立大など)
  3. 独特な問題が出題されるタイプ(東京医科歯科大など単科医大など)

数学が得意な人は難問の出来で合否が左右される1のタイプの大学を、逆に数学が不得手な人はミスを減らすことが大切な2のタイプの大学を、単科大を目指している人は過去問を見て、自分にとって解きやすい問題かどうかを見極める、という作業が重要になってきます。

あなたの数学の学力タイプは上記のどれに当てはまりますか??

3.共通テスト(1次試験)と個別試験(2次試験)の配点比率をチェックする

最後は、1次試験と2次試験の配分比率です。これで、1次重視なのか2次重視なのかがわかります。あとは科目間における傾斜配点(例:理科の配点を他教科より大きく換算する)を確認しておきましょう。

国公立大医学部受験においては、1次試験で高得点を叩き出すことが必須です。特に1次重視の大学を受験する場合は、共通テスト対策を秋頃から行なっていく必要があります。足切り(=1次不合格)を避けるためです。過去3年分において、2段階選抜が実施されているか否か、またされている場合は1次試験での最低点を確認しておきましょう。

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